世代と国境を超える「奇跡のメロディメーカー」の現在地:ゴダイゴ躍進の記憶から2026年の世界的新評価まで

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時を巻き戻そう。1970年代中盤の日本の音楽シーンは、歌謡曲とフォークソングが二大勢力として君臨していた。そこに突如として現れたゴダイゴのサウンドは、異次元の洗練とスケール感を誇っていた。

当時の邦楽界において、洋楽顔負けの複雑なコードワークと全編英語詞の楽曲をシングルとしてリリースすることは、興行上の自殺行為とすら囁かれていた。しかし、彼らはその壁をあっけなく打ち破ってみせた。「ガンダーラ」や「モンキー・マジック」がテレビ番組のランキング上位を独占した瞬間、日本の音楽ビジネスの常識は音を立てて崩れ去ったのだ。洋楽のポップネスと東洋的な情緒の融合。その中核にいたのが、美しくもどこか哀愁を帯びた旋律を生み出し続けたソングライターであった。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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