臥薪嘗胆の真実!凄絶な復讐劇が明かすビジネスと受験の逆転劇
臥薪嘗胆の真実!凄絶な復讐劇が明かすビジネスと受験の逆転劇の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
言葉の由来を探ると、時代を揺るがした二人の人物に突き当たる。呉の王である夫差と、越国の王である勾践だ。事の始まりは、父の仇を討つべく呉の兵士たちを鼓舞した夫差の執念にある。彼は自ら薪(たきぎ)のゴツゴツとした木の上に寝起きし、門番に「夫差よ、父が越人に殺されたことを忘れたか」と大声で叫ばせ、復讐心を燃やし続けた。これが「臥薪」の原義である。
決戦の末、夫差は越を打ち破る。敗れた勾践は捕虜となり、馬引きなどの屈辱的な労働を強いられた。命からがら自国へ生還した勾践が取った行動こそが「嘗胆」だ。彼は自室の天井から苦い牛の胆を吊るし、毎食事ごとにそれを舐めては「お前は会稽の恥を忘れたか」と己に問いかけた。歴史家・司馬遷が著した不朽の名著『史記』には、この二人の壮絶な執念が克明に記されている。古代中国の熾烈な政争から生まれたこの故事成語は、二つの独立した復讐劇が一つに結びついた歴史の結晶なのだ。