平昌はなぜ「無理」と評されたのか?巨額赤字と会場放置の真相を追跡
平昌はなぜ「無理」と評されたのか?巨額赤字と会場放置の真相を追跡とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
競技面での記憶を辿れば、間違いなくあの大会は歴史的な快挙に満ちていた。男子フィギュアスケートで連覇を達成した羽生結弦の演技は、世界中の観客を魅了し、スポーツ史に刻まれる圧倒的なハイライトとなった。NHKでの地上波生中継は異例の高視聴率を記録し、ハイライト動画や見逃し配信を求めてTVerなどのデジタルプラットフォームへファンが殺到したことも記憶に新しい。
しかし、興奮の裏側で進行していたのは、メディア主導の過酷なスポーツビジネスの膨張だ。プライムタイムでの放送を求める世界的な放映権料の吊り上げと、莫大なスポンサーマネーの循環。観客の感動が大きければ大きいほど、大会そのものをマネタイズする巨大システムと、開催地が被る経済的負担との歪みが色濃く浮き彫りになっていった。