映画『One Plus One』配信解禁!ストーンズ秘話と真実

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しかし、映画の完成と同時に前代未聞のトラブルが勃発する。原因は、作品のラストシーンの編集をめぐる監督とプロデューサーの激しい対立だった。

ゴダールが意図したオリジナルカットでは、『悪魔を憐れむ歌』は未完成のまま途切れ、波音と政治的ナレーションで唐突に幕を閉じる。曲を「完成された商品」として消費させないための彼なりの美学だった。これに激怒したプロデューサーのイアン・クォリアは、映画の最後に完成版の楽曲をフルで流す改変を行い、タイトルも『Sympathy for the Devil』に変更して公開してしまう。ロンドン映画祭の試写会場で激怒したゴダールは、プロデューサーの顔面を殴りつけ、観客に向かって「この男から金を取り戻せ!」と叫んだという伝説の未公開カット騒動は、今や映画史に残る語り草となっている。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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