蛇口の水が飲める国は何カ国?安全ランキングと渡航の落とし穴

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水道水の安全性を規定する根幹には、国際基準と各国の国内法が存在する。世界保健機関(WHO)が定める「飲料水水質ガイドライン」は、世界中の水質管理におけるグローバルデファクトだ。WHO事務局長のテドロス・アダノム氏は、安全な水と衛生へのアクセスが人権の基本であると繰り返し強調してきたが、気候変動や老朽化インフラの増加に伴い、世界的な水質維持の難易度は急速に高まっている。

日本における水道水の安全性は、厚生労働省が定める水道法に基づき、51項目におよぶ厳密な水質基準によって守られている。大腸菌や一般細菌の不検出はもちろん、重金属や化学物質、匂いや味に至るまで、世界的に見ても極めて厳しい検査をクリアすることが義務付けられている。一方で、他国における水質基準・WHOガイドラインの適用状況は多様だ。病原菌の死滅を最優先にして残留塩素濃度を高めに設定している国もあれば、配管の鉛溶出問題や有機フッ素化合物(PFAS)の残留問題に揺れる先進国も少なくない。単に「ガイドラインに適合している」という表記だけで安心しきれるわけではないのが実情だ。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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