義の将・上杉謙信が愛した「馬上杯」の真実と秘められた酒宴の美学
今注目を集めている 義の将・上杉謙信が愛した「馬上杯」の真実と秘められた酒宴の美学について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
2026年現在、上杉家ゆかりの貴重な文化財や家宝は、山形県米沢市を中心に大切に継承されている。なかでも米沢市上杉博物館は、国宝「上杉家文書」をはじめ、謙信の遺品を数多く所蔵する歴史探訪の重要拠点だ。同館で開催される特別展や常設の企画展示では、謙信が所用したと伝わる酒器や甲冑が展示され、全国から多くのファンが訪れる。
展示室の静寂の中で実物の漆塗り馬上杯と向き合うと、その洗練された輪郭と深い光沢に思わず息をのむ。400年以上の時を超えて手から手へと受け継がれてきた本物の質感が、当時の空気をダイレクトに伝えてくれる。