緑深き森で出会う奇想と名画!府中市美術館の深遠なる魅力と攻略法

緑深き森で出会う奇想と名画!府中市美術館の深遠なる魅力と攻略法の総合ガイドをご紹介します。最新トレンドがチェックできます。

美術史家・辻惟雄が提唱した「奇想の系譜」という視座は、それまでの伝統的な美術観を大きく覆した。型にはまらない自由奔放な発想、画面から溢れ出るエネルギー。その系譜を語るうえで絶対に欠かせない存在が、幕末の鬼才・歌川国芳である。躍動感あふれる武者絵や、ウィットに富んだ猫の浮世絵は、時代を超えて現代の私たちの心をも掴んで離さない。

府中市美術館は、こうした江戸絵画の持つエネルギーや、明治以降の近代日本画に脈々と受け継がれた緻密な美意識を丹念に掘り起こしてきた。敷居の高い伝統芸能としてではなく、当時の人々が楽しんだ生々しいポップカルチャーとして捉え直す手法。これこそが、この館が多くの熱狂的なリピーターを生み出し続けている最大の理由と言える。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest