伝説の銀座ママから直木賞作家へ!山口洋子の華麗なる足跡と秘話
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わずか19歳で女優から夜の世界へと転身を決意した山口洋子。彼女が20代前半という若さで開店させた銀座クラブ「姫」は、単なる社交場にとどまらない伝説のサロンとなった。吉行淳之介や石原慎太郎をはじめとする名立たる文豪や政治家、映画関係者が連夜のように集い、知的な会話と洗練された美意識が交錯する唯一無二の空間を作り上げたのである。
「姫」のオーナーママとして夜の街に君臨しながら、彼女は来店する客たちの人間模様、愛憎、悲喜劇を冷徹なまでに観察していた。贅沢な装飾で飾られた店内で培われた洞察力こそが、のちに作詞家として大開花する泥臭くも切ない人間描写の原動力となった。若き日の彼女を知る関係者は「ただ美しいだけでなく、男たちの本質を見抜く鋭い眼光と包容力を兼ね備えていた」と口を揃える。