「タイパ至上主義」の終焉と、無駄を愛する人々。2026年に私たちが“ニッチな沼”に落ちる理由

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精神医学の分野からも、この「無駄な趣味」を支持する声が上がっている。最新の脳科学研究によれば、目的のない作業に没頭している時、脳内では「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる領域が活性化し、ストレスの軽減や感情の整理が行われるという。

「何かを成し遂げなければならない」というプレッシャーから解放された脳は、深いリラックス状態に入る。プラモデルのパーツをヤスリで削る、あるいは古い切手を分類する。こうした単純作業の繰り返しが、瞑想(マインドフルネス)と同様の効果をもたらすのだ。役に立つか否かという二元論は、人間の精神の健康においては何の意味も持たない。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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