風邪予防のつもりが逆効果?うがいのしすぎが招く感染リスクの真相
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「良かれと思って1日に十数回もうがいをしていた患者が、かえって喉の慢性的な痛みを訴えて受診するケースが増えている」。ある感染症専門医は、現場での実感をこう明かす。喉の奥に違和感を覚えるたびに強い殺菌力を持つうがい薬を使う行動は、一見すると徹底した衛生管理に思える。しかし、これが裏目に出るのだ。
喉の表面を覆う粘膜には、ウイルスや細菌の生体への定着を防ぐための繊細な分泌液と有用菌が存在する。高頻度で刺激の強い洗口液を流し込み続けると、必要な保護層まで洗い流されてしまう。結果として無防備になった組織へ病原体が直接付着しやすくなり、本末転倒な事態を引き起こす。