ナポリのソウルフードから世界の芸術へ:名店「イル ピッツァ イ オーロ」が解き明かす薪窯ピッツァの現在地と進化

話題沸騰中の ナポリのソウルフードから世界の芸術へ:名店「イル ピッツァ イ オーロ」が解き明かす薪窯ピッツァの現在地と進化について、多角的な視点を整理して公開しています。

オープンキッチンのカウンター席は、まさに特等席だ。目の前で繰り広げられる手さばきは、無駄な動きが一切ない流れるようなライブパフォーマンスである。丸められた生地が職人の手によって素早く伸ばされ、真円を描いていく様子は圧巻だ。

自家製のトマトソースを素早く塗り拡げ、フレッシュバジルとモッツァレラを散らす。パーラと呼ばれる長い木製のヘラに乗せ、一気呵成に窯へと送り込む。そこからの90秒間、職人の視線は窯の奥の火の揺らめきから片時も離れない。長めの金属製パーラを操り、生地の向きを細かく変えながら均一に火を通していく。焼き上がった直後のアツアツの一枚がテーブルに運ばれてくる瞬間、客席からは思わず感嘆の声が漏れる。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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