「2位じゃダメですか」の爪痕とは?事業仕分けが残した真の影
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鳩山由紀夫内閣が鳴り物入りで設置した行政刷新会議だが、その裏には財務省の緻密な思惑が透けて見える。長年、膨らみ続ける社会保障費と国債発行残高に頭を痛めていた財務省にとって、政治主導で予算を削る仕分けの仕組みは、自らの手を汚さずに査定を厳格化できる絶好のツールであった。
脱官僚政治を掲げ、政治・公務員制度の変革を謳った民主党政権だったが、結果的に財務省主導の歳出カット路線に取り込まれる格好となった。官僚組織の弊害を叩くパフォーマンスが喝采を浴びる裏で、真に必要な行政改革の設計図は描かれないまま、ただ予算の数字だけが削られていく非対称な構造が定着してしまったのだ。