ユニコーンは本物か?最新科学と特番が暴く発掘データと歴史の謎
ユニコーンは本物か?最新科学と特番が暴く発掘データと歴史の謎の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
幻獣の正体として最も有力視されているのが、角の根元が巨大な隆起をなす化石種「エラスモテリウム」だ。古生物学の知見によれば、このサイの仲間は頭頂部に長さ2メートルを超える強靭な角を戴き、氷河期の過酷な環境を生き抜いていた。体重数トンにおよぶ体躯は、我々が描くスマートな白い馬のイメージとは大きくかけ離れている。
だが、古代の人間がこの荒々しい巨獣と遭遇したときの衝撃を想像してほしい。圧倒的な巨体と頭部中央から突き出る一本の角。口伝のプロセスで獣の皮膚は美しい毛皮へと書き換えられ、その姿は徐々に神格化されていった。古生物学が示す化石の分布と、ユーラシア各地に残る伝承の分布図は見事な一致を見せている。