インドのシャワーでなぜ下痢に?口に入らなくても危険な落とし穴
インドのシャワーでなぜ下痢に?口に入らなくても危険な落とし穴とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。
インドの大都市圏を含む広域で水道水として供給される水には、現地の環境に順応した細菌や寄生虫が固有の生態系を成している。代表的な原因菌には毒素原性大腸菌(ETEC)、カンピロバクター、さらにはジアルジア(ランブル鞭毛虫)やクリプトスポリジウムなどの原虫が挙げられる。
これらは現地の人々にとっては日常の免疫で抑え込めるレベルであっても、衛生環境の整った日本から訪れた旅行者の腸内環境には強烈なダメージを与える。発症すれば、急性激痛を伴う水様便や発熱、吐き気が一気に襲いかかる。医学的に旅行者下痢症と呼ばれる症状の代表例であり、重症化すると脱水症状から消化器系疾患を悪化させ、現地での入院を余儀なくされる場合すらある。