「雪のない富士山」異例の事態へ!気象データと現地取材が暴く真相
「雪のない富士山」異例の事態へ!気象データと現地取材が暴く真相の全貌を詳しく解説してご紹介します。
現在の異態は、決して突発的な偶然の産物ではない。ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏が半世紀以上前に提示した地球温暖化の予測モデルは、二酸化炭素濃度の増加が中高緯度の高山地帯における気温上昇を急速に加速させることを予見していた。気候モデルの先駆者である同氏の理論は、今まさに富士山の頂で現実のものとして証明されている。
さらに、国連のIPCC第6次評価報告書(気候変動に関する政府間パネル)でも、標高の高い山岳地域は平野部に比べて温暖化の進行スピードが速い「山岳増幅作用」のリスクが強く警告されていた。報告書が示したシナリオ通り、極端な高温と冠雪期間の縮小は現実のデータとして一致する。科学界が長年鳴らし続けてきた警鐘を無視し続けた結果が、山頂の雪を奪い去るという目に見える危機として顕現しているのだ。