大阪・ミナミの「異形タワー」はいかにして不屈の聖地となったか? 絶叫マシン伝説から2026年最新ナイト経済の核心まで

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2007年に竣工したこの建物は、誕生の瞬間から異端だった。設計を手掛けたのは、関西建築界の巨匠として知られる高松伸。彼のトレードマークである金属的かつ未来的、どこか重厚な近未来SFを想起させる造形が、難波の真ん中に突如出現したのだ。

ビル中央に大きく穿たれた「8の字」の開口部は、単なるデザイン上の意図にとどまらない。人間の体のくびれ(HIPS)、あるいは無限(∞)を象徴するかのようなそのアーチは、猥雑さと活気が渦巻くミナミの街並みに対する強烈なアンチテーゼであり、同時に最高の舞台装置でもあった。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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