名前「桃李」に込められた驚きの由来!松坂桃李の本名と名付けの真相

今注目を集めている 名前「桃李」に込められた驚きの由来!松坂桃李の本名と名付けの真相について、詳しいまとめをご紹介しています。

端正な佇まいと確かな演技力で国民的人気を得ている松坂桃李さんですが、デビュー当初から「桃李(とうり)」という響きの珍しさから「芸名ではないか」と噂される場面が多々ありました。しかし、これは戸籍に刻まれた正真正銘の本名です。過去のテレビ特番インタビューや公式会見において、松坂さん本人がその名付けにまつわる感動的なエピソードを明かしています。

興味深いのは、父親と母親がそれぞれ異なる中国の古典に思いを馳せ、奇跡的に同じ「桃李」という言葉へ辿り着いたという点です。

大学教授として教鞭をとる厳格な父親が引用したのは、前漢時代の歴史家・司馬遷が編纂した『史記』の「李将軍列伝」です。そこに記された「桃李不言 下自成蹊(とうりものいわざれども したおのずからけいをなす)」という名句から、「自らを誇示することなく徳を積み、自然と周りに人が集まってくるような器の大きい人間になってほしい」という願いを込めました。

一方で母親は、中国の故事を収めた『説苑(ぜいえん)』に由来する言葉や「桜梅桃李(おうばいとうり)」の思想に触れ、「桃や李(すもも)がそれぞれ独自の美しい花や実をつけるように、誰かと比べることなく自分らしい個性を大切に育ってほしい」という祈りを託しました。厳格な倫理観と温かな個性の尊重――両親が別々の角度から願った人間形成の理想が、一粒の種のように凝縮された名前なのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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