香水のラストノートとは?持続時間と香調変化の真相&失敗しない選び方

香水のラストノートとは?持続時間と香調変化の真相&失敗しない選び方とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

香水の残り香が夕方以降まで持続する背景には、使用している香水の「濃度(賦香率)」と、つける人の「体温」という2つの大きな要素が関係しています。

フレグランスは香料の濃度によって複数のタイプに分類されます。特に日常使いされるオードパルファム(EDP)とオードトワレ(EDT)の間には、ラストノートの出方に明確な違いが存在します。

【オードパルファム(EDP)】
賦香率は約10〜15%前後で、持続時間は約5〜7時間。ラストノートを構成する重厚な香料が贅沢に配合されているため、時間が経っても香りが痩せず、深みのあるウッディやバニラがしっとりと肌に残ります。

【オードトワレ(EDT)】
賦香率は約5〜10%前後で、持続時間は約3〜4時間。トップからミドルにかけての立ち上がりが軽快な反面、ラストノートへの移行が早く、余韻はパルファムよりも軽やかでドライに仕上がります。

さらに見逃せないのが「体温による香りの変化」です。香料は熱によって揮発が促進されるため、体温が高い人はトップノートからミドルノートへの移行が早く、ラストノートのムスクやアンバーが素早くまろやかに立ち上がります。対照的に、体温が低めの人や冷え性の部位では、揮発スピードが穏やかになり、シャープで輪郭のはっきりした香りが長く持続するという特徴があります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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