紫禁城追放と流転の運命!ラストエンペラー溥儀が辿った波乱の真実
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紫禁城を追われた溥儀が次に頼ったのは、中国大陸への野心を露わにしていた旧日本軍だった。1932年、日本の主導によって建国された満州国の最高執政に就任、のちに執政から皇帝へと再即位を果たす。しかし、待っていたのは栄光ではなく、実権を完全に握られた傀儡としての孤独だった。
満州国での日々において、彼の意向が政治に反映されることは皆無に等しかった。関東軍の監視下に置かれ、発言や行動は厳しく制限される。復辟(王朝の復活)という悲願を抱きながらも、実際には異国の軍部が描いたシナリオを演じる「無力な君主」に過ぎなかったのだ。太平洋戦争の終結とともに満州国は瓦解。ソ連軍に捕らえられ戦犯収容所へ送られた彼の足跡は、時代の暴力に翻弄された人間の極限状態を伝えている。