「しそ」と「大葉」の違いとは?同じ植物なのに名前が分かれる歴史の謎

「しそ」と「大葉」の違いとは?同じ植物なのに名前が分かれる歴史の謎の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

日本の植物分類学の基礎を築いた植物学者・牧野富太郎博士の知見をたどると、学術的な観点からの位置づけが明快になる。しそは東アジア原産の「シソ科シソ属」の一年草であり、学名は Perilla frutescens var. crispa。赤じそと青じそはその変種にあたり、もともと日本古来の野山や庭先で広く栽培されてきた歴史を持つ。

牧野博士の研究や文献においても、しそは古くから民間薬や食用として日本人の生活に密着してきた植物として記録されている。植物学的な正式名称はあくまで「シソ(紫蘇)」であり、「大葉」という言葉は学術分類には存在しない。つまり、大葉とは植物の名称ではなく、人間の経済活動が生み出した流通上の「通称」なのだ。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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