服のシワの描き方を完全攻略!プロが明かす立体感と引っ張りの法則

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布の引っ張りとシワの法則をマスターする第一歩は、発生するシワを論理的に分類して覚えることです。衣服のシワは無数にあるように見えて、力学的には主に以下の系統に集約されます。

  • 引っ張りシワ(テンション):肩、胸、ボタン、関節など「突っ張っている2点間」に直線的に走るシワ。布地が最もピンと張る箇所に発生します。
  • たわみシワ・溜まりシワ(ドレープ・スラック):重力によって下方に落ちた布や、サイズが余っている部分に生じる波状・U字状のシワ。
  • 曲げシワ(ベンド):肘や膝、股関節の内側など、関節を曲げることで布が押し潰されてできる放射状・ジャバラ状のシワ。
  • パイプ状シワ(チューブ):スカートの裾や広げたマントなど、布の一端が固定され、もう一端が重力で垂れ下がるときにできる筒状のシワ。

これらのシワがどのように現れるかは、「生地の厚み(オンス)」と「硬さ」によって劇的に変化します。以下の比較表で、素材ごとの構造的違いを確認してください。

衣服の素材・種類シワの太さ・エッジ発生頻度・シワの量描画・影入れのポイント薄手コットン・シルク
(ワイシャツ、ブラウス等)細くシャープ、鋭角な折り目多(細かく多数発生)影の境界(明暗境界線)をクッキリと硬めに描く厚手スウェット・裏毛
(パーカー、トレーナー等)太く丸みを帯びた稜線少〜中(大まかにたわむ)シワの谷間を深く取り、ハイライトと影の境目をぼかす高密度ウール・芯地布
(スーツジャケット、制服等)直線的で整然とした稜線極少(シルエット維持)縫い目(シーム)に沿った立体感を意識し、余計なシワを削るヘビーオンスデニム・革
(ジーンズ、レザージャケット)極太で角張ったブロック状中(関節周辺に固定化)コントラストを強めにつけ、硬質なハイライトを配置する
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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