職場で浮くのはなぜ?大人の自閉症(Asd)特徴と生きづらさの処方箋
職場で浮くのはなぜ?大人の自閉症(Asd)特徴と生きづらさの処方箋についての最新情報をご紹介します。
医療機関で用いられる国際的な診断基準『DSM-5-TR』(米国精神医学会)において、自閉スペクトラム症は大きく「社会的コミュニケーションおよび対人相互反応の持続的障害」と「限定された反復的な様式の行動・興味・活動」の2大カテゴリーから総合的に判断されます。子どもの頃に明らかな遅れがなくても、「成人後に要求される社会的要求が個人の許容水準を超えた時点」で顕在化することが明記されています。
精神科・心療内科の臨床現場における一般的な指標や、支援機関(就労移行支援manaby等の調査データ含む)で参照される客観的数値をまとめた比較表は以下の通りです。
これらの客観的指標からも明らかなように、自閉スペクトラム症大人の診断基準を満たすかどうかは、単一の行動ではなく幼少期からの生育歴、知能検査の結果、職場の環境負荷を総合して慎重に見極められます。単に「仕事ができない」ことと、認知的偏りによる障害は明確に区別して捉える必要があります。