「オナニーで老ける」は嘘?皮膚科とホルモン研究で迫る老化の真相

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噂の根拠として頻繁に挙げられるのが、精液に含まれる成分の消耗だ。精液にはタンパク質やカルシウムのほか、細胞分裂や毛髪の合成に不可欠な微量ミネラルである亜鉛が凝縮されている。1回の射精で失われる量はわずか数ミリグラム程度だが、極端な頻度で行為を繰り返した場合、日常の食事からの摂取速度が追いつかなくなる懸念が生じる。

慢性的な亜鉛不足は、医学的に「亜鉛欠乏症」と呼ばれる状態を招く。日本皮膚科学会の診療指針などでも示されている通り、亜鉛が低下すると表皮の再生能力が減退して湿疹などの肌トラブルが生じやすくなり、髪の毛の主成分であるケラチンの合成が滞ることで毛髪の細毛化が進行する。つまり、「老けた」と感じる皮膚や髪のトラブルは、行為そのものよりも栄養バランスの破綻に起因しているケースが少なくない。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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