新嘗祭が勤労感謝の日に変わった真相|Ghq占領政策と消えた祭日の謎
新嘗祭が勤労感謝の日に変わった真相|Ghq占領政策と消えた祭日の謎の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
名称こそ「勤労感謝の日」に変わったものの、皇居の奥深くにある宮中三殿の近くに佇む「神嘉殿(しんかでん)」では、現在も古式に則った新嘗祭が脈々と執り行われています。その儀式内容は、宮中祭祀の中でも最も厳格かつ過酷なものとして知られています。
天皇陛下自らが潔斎(けっさい)を行い、純白の祭服をまとって神嘉殿に入られるのは、夜のとばりが降りた午後6時のことです。儀式は「夕の儀」と深夜11時から行われる「暁の儀」の2回に分かれ、それぞれ約2時間にわたって正座の姿勢を崩さず、暖房器具のない静寂の中で執り行われます。
神前には、全国から献納された新米や新粟、神酒などが供えられ、天皇陛下自らも神々と同じものを召し上がる「神人共食(しんじんきょうしょく)」の儀礼が行われます。これは、自らの私利私欲のためではなく、ひたすらに国家と国民の安寧、五穀豊穣を祈る無私の神事です。
なお、よく混同される「大嘗祭(だいじょうさい)」との違いについても整理しておく必要があります。大嘗祭は新天皇が即位した最初の年に一度だけ行う特別な新嘗祭であり、皇位継承に伴う一生に一度限りの大規模な儀式です。これに対し、新嘗祭は毎年欠かさず執り行われる恒例の祭祀という明確な区分が存在します。