世界の米生産量ランキング2026!1位の国と日本の順位・自給率の真相
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世界の穀物市場において、近年最大の激震となったのが「インドによる米の輸出禁止措置」でした。インドは通常、世界の米輸出市場の約40%(年間2000万トン以上)を牛耳る圧倒的なトップ輸出大国です。その巨人が突如として輸出手続きのシャッターを下ろしたことで、国際価格は一時15年ぶりの高値を記録しました。
なぜインド政府は世界的な批判を浴びながら輸出規制に踏み切ったのか。その真相は、国内のインフレ対策と政治的動機にあります。モンスーンの降雨パターンがエルニーニョ現象によって乱れ、国内の米収穫量に不安が生じたため、当時の政権は総選挙を控えて主食価格の高騰を何としても抑え込む必要がありました。「海外へ売るよりも、国内有権者への安価な供給を最優先する」というナショナリズムの発動です。
このインドの輸出規制は、自国で米を生産できないアフリカ諸国や、輸入依存度の高いフィリピンやインドネシアなどの近隣国を直撃し、世界的な米の買い争奪戦を引き起こしました。近年、世界各地を襲う記録的熱波や洪水といった異常気象は日常化しており、「輸出国が自国の食料確保のためにいつでも輸出の蛇口を閉める時代」に突入したことを世界中に知らしめる出来事となりました。