東大・官僚から大臣へ!片山さつきの壮絶キャリアと知られざる裏側

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片山さつきの原点は、東京大学法学部での卓越した学業成績にある。在学中に国家公務員上級職試験を突破し、1982年に大蔵省(現在の財務省)へ入省した。当時、大蔵省はキャリア官僚の頂点とされ、女性が中枢で権力を握るなど誰も想像すらしていなかった時代だ。

そのなかで彼女は、国税庁査察部や大臣官房調査企画課などを経て、防衛予算や公共事業費の精査を担当する主計局へ足を踏み入れる。そして2004年、大蔵省・財務省の歴史上初となる女性主計官(防衛担当)に就任。予算の査定権を握る主計官は、まさに省内の要職中の要職である。タフな折衝現場で、百戦錬磨の防衛庁(当時)幹部や自衛隊制服組を相手に、微細な数字の矛盾を見逃さず予算を削り込んでいく姿は、「霞が関の鉄の女」として強烈な印象を残した。

しかし、その陰には省内の男尊女卑的な風土との苛烈な戦いがあった。夜を徹した予算査定の中で、女性であること自体を揶揄する声や冷ややかな視線に晒されることも少なくなかったという。そうした逆風を撥ね退けたのは、圧倒的な知識量と徹底した準備だった。この官僚時代の壮絶な現場体験こそが、のちに政治家としてブレない強靭な足腰を作ることになる。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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