皇居の最深部「宮中三殿」の全貌!非公開の理由と神々の謎に迫る
皇居の最深部「宮中三殿」の全貌!非公開の理由と神々の謎に迫るの見逃せないポイントを一挙に解説しました。
皇居の広大な敷地内において、宮中三殿の場所は西側に広がる吹上御苑の南東部、静寂に包まれた緑深い高台に位置しています。一般の参観者が立ち入れる東御苑や皇居外苑とは完全に隔離されており、日常的にこの敷居を跨ぐことができるのは、祭祀を司る専任組織である宮内庁の掌典職(しょうてんしょく)と、ごく限られた皇宮護衛官のみです。
宮中三殿の現在の様子は、中央に配された「賢所」、向かって左側の「皇霊殿」、右側の「神殿」が木造の渡り廊下(通廊)で連結された荘厳な木造平屋建ての配置となっています。いずれも伝統的な和風建築様式で建てられており、簡素でありながら一切の妥協を排した清廉な空気が漂います。敷地内には外部の舗装道路とは異なる玉砂利が敷き詰められ、足を踏み入れるだけで都会の喧騒が完全に遮断されるほどの静寂が保たれています。
この神域が厳重な立ち入り禁止とされている最大の理由は、警備上の都合にとどまりません。神職が日々清掃と潔斎(けっさい=心身を清めること)を重ねて維持している空間であり、不特定多数の立ち入りによって神聖な場が「穢れる」ことを避けるという、神道の根本思想に基づいた厳格な結界が張られているためです。