黒田征太郎の現在と伝説の軌跡|80代を超えて描き続ける魂の表現
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日本のデザイン史を語る上で外せないのが、アートディレクター・長友啓典氏と設立したデザイン事務所「K2」(1969年設立)の存在です。感覚的で情熱的な黒田氏のイラストと、論理的で洗練された長友氏のデザイン構成は、まさに奇跡的なケミストリーを起こしました。
雑誌の表紙、企業広告、演劇や映画の宣伝美術など、K2が手がけたポスター作品集の数々は、昭和から平成の視覚文化を鮮烈に彩りました。二人の奔放かつプロフェッショナルな協業スタイルは、当時のクリエイターたちに多大な影響を与えています。
2017年に長友氏が急逝した際も、黒田氏は悲しみを抱えながら「あいつの分まで描き続ける」と筆を握り続けました。K2で培われた表現の魂は、今も黒田氏の描く一本一本の線の中に息づいています。