スエズ運河の緊迫と世界物流の混迷!原油高騰が迫る日本の決断
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運河の通行料収入に国家財政の大部分を依存するエジプトアラブ共和国にとっても、事態は致命的だ。通過船舶の激減に伴い、スエズ運河庁が徴収する通航料収入は以前の半分以下にまで落ち込んだ。エジプト政府にとってスエズ運河は貴重な外貨獲得源であり、国民生活を支える小麦などの食料輸入代金を賄う生命線にほかならない。
スエズ運河庁は割引キャンペーンや手続きの迅速化をアピールし、航路の呼び戻しを図る。だが、保険会社が提示する過酷な船舶保険料の高騰が壁となり、海運会社の警戒感は解けていない。エジプト国内ではインフレが急速に進行し、政情不安のリスクすら漂い始めている。