マサイ族の視力8.0は本当か?驚異の理由とスマホ普及による現在の激変
マサイ族の視力8.0は本当か?驚異の理由とスマホ普及による現在の激変とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
視力を支えるもうひとつの重要な柱が、伝統的な食習慣と身体組成です。近年、近視の進行には遺伝的要因と環境要因の両面が作用することが眼科学で明らかになっていますが、マサイ族の伝統的な食文化はその環境的防衛策として完璧に機能していました。
伝統的なマサイ族の主食は、牛の生乳、肉、そして儀礼時に摂取される牛の生血を中心とした高タンパク・高脂質・超低糖質な食事です。精製された白砂糖や加工炭水化物を一切摂取しないこの食生活は、血糖値の急激な乱高下を防ぎ、毛細血管の集合体である網膜の血流を極めて良好に保ちます。
現代の近視研究では、高血糖や糖質の過剰摂取が眼球の軸長(眼軸長)の伸長を促し、近視を加速させるリスクが指摘されています。マサイ族の食事はインスリンの過剰分泌を起こさず、ビタミンAやルテインといった眼球の健康に必要な脂溶性栄養素を自然な形で大量に補給できる、極めて理にかなったメニューだったのです。