欧州便はなぜアンカレッジ経由だったのか?名物うどんと冷戦の真実

欧州便はなぜアンカレッジ経由だったのか?名物うどんと冷戦の真実について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

旅客の中継拠点としての役目を終えたアンカレッジ国際空港の現在は、どのような姿になっているのでしょうか。実は、旅客便の給油地から「世界屈指の国際航空貨物ハブ」へと見事な転換を遂げています。

アラスカは、北米・アジア・欧州を結ぶ大圏航路のほぼ中心に位置しています。旅客便とは異なり、貨物機は荷物を限界まで多く積むため、燃料を減らして途中で給油する運用が経済的に有利になります。そのため、FedExやUPSをはじめとする大手物流企業が大規模な拠点を構え、現在でもアンカレッジは世界トップクラスの貨物取扱量を誇る要衝として機能し続けています。

さらに近年では、地政学的リスクの高まりに伴うロシア領空の飛行制限問題により、北極圏ルートやアラスカの地理的価値が再び注目を集める局面も見られます。かつて旅客がうどんを求めて列を作った空港は、形を変えながらも世界の空を支える重要な拠点として息づいています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest