借金1000億完済からU-Next帝国へ!宇野康秀の執念と現在地

借金1000億完済からU-Next帝国へ!宇野康秀の執念と現在地の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

宇野氏の先見性を語る上で外せないのが、2005年にサービスを開始した無料動画配信サービス「GyaO(ギャオ)」の存在です。YouTubeが設立されたばかりの時代に、完全無料・広告モデルでの長編映像配信を世界に先駆けてスタートさせました。

当時は通信インフラの帯域不足や著作権処理のハードル、広告主のネット動画への理解不足が重なり、年間100億円規模の赤字を計上する痛恨の事業となりました。USENの経営難に伴い、GyaOはヤフー(現・LINEヤフー)へ売却されることになりますが、宇野氏はこの挫折で動画配信市場の可能性を諦めませんでした。

2010年のUSEN社長退任時、宇野氏は有料会員制の動画配信部門を自ら買い取り、新会社「U-NEXT」として再スタートを切ります。GyaOでの反省を生かし、定額課金(サブスクリプション)モデルとポイント制、電子書籍との統合という独自のハイブリッド戦略を構築。Paraviの統合やプロスポーツ独占配信の獲得などを矢継ぎ早に仕掛け、外資系巨大プラットフォームがひしめく日本市場でトップクラスのシェアを誇る配信サービスへと結実させました。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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