妊娠中のヨーグルトで発達障害予防?腸内細菌が握る最新医学の真実
妊娠中のヨーグルトで発達障害予防?腸内細菌が握る最新医学の真実の疑問点について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
日本国内でも、大規模データに基づく検証が着々と進んでいる。日本全国で約10万組の親子を追跡する「エコチル調査」をはじめとする疫学研究は、母体の栄養状態や腸内環境と子どもの発達の関連性を注視してきた。
特に、自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などの発達特性と、母体および乳幼児期の腸内細菌叢の変化に関する分析が活発化している。国際的な症例対照研究のメタアナリシスでは、自閉症スペクトラム障害のリスクが高い家系において、妊娠期の腸内細菌の多様性の低下が報告されている。発酵食品を通じた多様な微生物の補給が、予防的なアプローチになり得るという仮説は、臨床現場でも有力視され始めている。