元大関・琴風の現在とは?怪我克服の軌跡と『まわり道』の真実
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三重県津市出身の琴風は、中学卒業後に名門・佐渡ヶ嶽部屋へ入門しました。色白で丸顔、愛嬌のある風貌から、不二家の人気キャラクターにちなんで「ペコちゃん」という愛称で親しまれ、土俵外でも国民的な人気を獲得します。
しかし、ひとたび土俵に上がればその可愛らしい見た目とは裏腹に、相手を圧倒する怪力相撲を展開しました。琴風の代名詞となったのが、低く鋭く踏み込み、腰を相手の腹部に密着させて上下に揺さぶりながら前進する「がぶり寄り」です。相手力士に体勢を立て直す隙を与えず、一気に土俵外へ寄り切る豪快な取り口は、昭和の大相撲を代表する名技として語り継がれています。
通算成績は552勝374敗60休、幕内最高優勝は2回を数え、殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞3回と三賞を総なめにしました。強さと愛嬌を兼ね備えた存在として、昭和50年代の大相撲ブームを牽引した看板力士の一人です。