箸墓古墳は誰の墓?卑弥呼説の真偽と最新年代測定が明かした真相

箸墓古墳は誰の墓?卑弥呼説の真偽と最新年代測定が明かした真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

炭素14による画期的な測定結果が出た後も、箸墓古墳の埋葬者の真相をめぐる論争が決着したわけではありません。研究者の間では箸墓古墳の卑弥呼の墓否定説も根強く主張されています。

否定派が挙げる主な論拠は以下の通りです。

  • 墳形の違い:『魏志倭人伝』には「塚を作る」とあるだけで、後円部に前方部が連結した「前方後円墳」という特異な形状についての言及が一切ない点。
  • 殉葬の痕跡:魏志倭人伝に記された「奴婢百余人を殉葬した」という証拠が、周辺の調査から確認されていない点。
  • 後継者・台与(トヨ)説:築造年代を3世紀後半(270〜280年代)とみる研究者は、卑弥呼の後を継いだ女王「台与」の墓ではないかと推測する見解。
  • 大王(崇神天皇など)説:初期ヤマト王権を確立した男性大王や、その有力首長層の墓であるとする見解。

炭素14年代測定法自体の較正曲線(海洋炭素効果や標準データの誤差)をめぐる議論も残されており、「3世紀後半〜末の築造であれば卑弥呼の時期から外れる」とする慎重論も依然として存在します。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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