閉店しそうな百貨店はどこ?2026年デパート撤退動向と危機の真相

閉店しそうな百貨店はどこ?2026年デパート撤退動向と危機の真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

日本の百貨店市場は、ピーク時の1991年には年間売上高約9兆7,000億円を誇っていましたが、現在は約5兆円台へと半減しました。なぜこれほどまでに売上低迷が続いているのでしょうか。

最大の内因は、「中間層向け衣料品ビジネスモデルの崩壊」です。かつての百貨店は、アパレルを中心とした中間価格帯の婦人服・紳士服で高い利益率を確保していました。しかし、ユニクロに代表されるファストファッションの高品質化や、セレクトショップ、ECモールの普及により、「わざわざデパートで普段着を買う」必然性が急速に失われました。

さらに、消費構造の二極化も地方デパートを直撃しています。高級ブランド品や外商顧客に支えられる都市部の旗艦店には資金と商品が集まる一方、中間層が細る地方店舗では富裕層のパイ自体が限られています。免税売上の大半が東京・大阪などの大都市圏に集中し、地方店にはインバウンドの恩恵がほとんど届かないという格差が、経営破綻の危機をより深刻なものにしています。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest