自分の身体が自分のものでない感覚「離人症」の謎と最新治療ガイド
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自分の身体や感情から引き剥がされた感覚に陥る離人症。その根本にあるメカニズムと発生原因について、近年臨床現場での研究が急速に進んでいる。引き金となるのは、過去の過酷なトラウマ体験や、長期間にわたる過度な精神的ストレス、急性のパニック発作など多岐にわたる。脳の感情を司る扁桃体と、客観的思考を担う前頭前野の連携がストレスによって一時的に失調することが、生理学的な一因と考えられている。
専門医による診断基準においては、一時の疲労やアルコール・薬物の影響による一時的な離脱感と、病的な状態とを明確に区別する。日常生活や労働に著しい支障を来しているか、あるいはその体験によって深刻な苦痛を感じ続けているかが重要なポイントとなる。診断の場では詳細な問診が行われ、国際的な基準に基づき客観的な判定が下される。