まぶたの腫れとゴロゴロ感の正体!マイボーム腺炎症の原因と治し方
まぶたの腫れとゴロゴロ感の正体!マイボーム腺炎症の原因と治し方にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
マイボーム腺の機能が低下して油の分泌が滞る病態は、医学的にマイボーム腺機能不全(MGD)と呼ばれます。眼科領域において、MGDはドライアイの発症および重症化と極めて密接に関連しています。
実際に、現代のドライアイ患者の約8割以上が「涙の蒸発亢進型」であり、その大半にMGDが関与していることが分かっています。油膜のバリアが失われた瞳は、どれだけ涙液が分泌されても瞬く間に乾燥し、角膜表面に微細な傷を量産してしまうのです。
また、一般的な「ものもらい」との違いも知っておく必要があります。
・麦粒腫(ばくりゅうしゅ):細菌感染による急性化膿性炎症。赤く腫れてズキズキとした強い痛みを伴う。
・霰粒腫(さんりゅうしゅ):マイボーム腺が詰まり、分泌物が溜まって無菌性のしこり(肉芽種)を形成した状態。通常は強い痛みがなく、コロコロとした硬いコブ状になる。
・マイボーム腺炎:腺の開口部や内部で細菌が増殖し、広範囲に赤みやただれ、かゆみが生じる状態。
これらの疾患は移行することも多く、MGDを基礎疾患として持つ人は霰粒腫を何度も繰り返しやすい傾向にあります。