プロが明かすガーデンクォーツ偽物の見分け方と悪質合成品の全貌
プロが明かすガーデンクォーツ偽物の見分け方と悪質合成品の全貌の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
ガラスや樹脂を駆使した精巧な合成品の事例が急増する中、鑑別書がない天然石を目の前にした際、我々はいかにして本物を見極めるべきなのか。第一のチェックポイントは「気泡の有無と境界線の不自然さ」である。樹脂を充填してインクルージョンを模した偽物の場合、10倍ルーペで内部を拡大観察すると、球状の微小気泡や、水晶部分と内包物との境目に不自然な「ヨレ」や密着不良の隙間が目視できることが多い。
第二のポイントは「触感と熱伝導率の差」だ。天然の水晶は熱伝導率が高いため、手に持った瞬間にひんやりとした冷涼感が伝わり、体温によって温まるまでに時間を要する。一方で、プラスチックや合成樹脂を主体とした模倣品は触れた直後から生温かく、重量感にも特有の物足りなさが残る。第三に、光の屈折率と複屈折の観察が挙げられる。天然水晶に特有の二重屈折によるダブリング現象(内包物が二重に見える現象)が、単屈折であるガラス模倣品では一切観察されない点も決定的な違いとなる。