顔のかゆみは肝臓のSos?放置が危険な理由と受診の目安を解説

顔のかゆみは肝臓のSos?放置が危険な理由と受診の目安を解説についての最新情報をお届けします。

ドラッグストアで購入した抗ヒスタミン軟膏やステロイド外用薬、アレルギー用の飲み薬を試しても、顔の痒みがまったく改善しない経験を持つ人は多いはずです。この「薬が効かない」という現象こそ、肝臓疾患を疑うべき決定打となります。

通常のアレルギーやかぶれは、肥満細胞から分泌される「ヒスタミン」が原因です。一方、肝疾患に伴う難治性の痒みは医学的に肝性掻痒症(かんせいそうようしょう)と呼ばれ、オピオイド受容体を介した中枢性メカニズムが深く関与しています。原因物質がヒスタミンではないため、従来の抗ヒスタミン薬が効かないのは生理学的に当然の結果です。

肝性掻痒症の治療では、市販薬による対症療法ではなく、肝臓専門医による処方が必要になります。現在では、中枢の痒み受容体にピンポイントで作用するナルフルラフィン塩酸塩などの専門薬や、胆汁の流れを改善するウルソデオキシコール酸(UDCA)を用いた根本治療が標準的なアプローチとして確立されています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest