源義経はサイコパスだったのか?狂気の軍略と史実の真相に迫る
源義経はサイコパスだったのか?狂気の軍略と史実の真相に迫るの重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。
義経の軍才を語る上で欠かせないのが、一ノ谷の戦いにおける「鵯越の逆落とし」です。平家が背後に構える断崖絶壁は「馬が降りられる場所ではない」とされ、平家側も完全に警戒を解いていました。
この局面で義経は、まず鹿を崖から追い落として安全を確認し、「鹿が四本足で降りられるなら、同じ四本足の馬も降りられる」と言い放って部下に急斜面を駆け下りさせたと伝わります。味方の命が危険に晒されるリスクを冷徹に計算の外に置き、驚愕の心理的効果だけを最大化する決断力でした。
感情や常識に囚われない義経の天才軍略は、現代のミリタリー・アナリシスから見れば「徹底した合理的リアリズム」です。しかし、命を預ける武士団からすれば、何を仕出かすか分からない制御不能な狂気に映ったのは想像に難くありません。