The Alfeeの『愛をとりもどせ! !』なぜ伝説に?音源とカバーの真相
The Alfeeの『愛をとりもどせ! !』なぜ伝説に?音源とカバーの真相の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
『愛をとりもどせ!!』を語る上で最大のハードルとなるのが、原曲におけるムッシュ吉﨑の野太い低音と、田中昌之の突き抜けるようなハイトーンボイスによる強烈なコントラストです。この極端な音域差を再現できるアーティストは極めて限られますが、THE ALFEEにはまさにこの2つの要素を完璧に満たすボーカリストが揃っていました。
低音パートを一手に引き受ける桜井賢のメインボーカルは、太く艶やかな美声でありながら、ラオウを彷彿とさせる圧倒的な男らしさと力強さを放ちます。サビに向けて重厚なドライブ感を演出し、楽曲の骨格を強固に支えます。
そして、誰もが息を呑むのが高見沢俊彦のハイトーンボイスです。「YouはShock!!」の絶唱をはじめとする超高音域のシャウトを、地声と強烈なヘッドボイスを自在に操りながら突き刺すように響かせます。さらに、ギタリストとしても重厚なディストーションギターでメタルサウンドを牽引します。
ここに坂崎幸之助のアコースティックギターによる鋭いカッティングと正確無比なコーラスワークが加わることで、オリジナルとはまた異なる「THE ALFEEならではの立体的で分厚いスリーパートハーモニー」が完成。ロックバンドとしての地力の高さを証明する決定的なパフォーマンスとなりました。