生誕100年目の再発掘。昭和の美男子・佐田啓二が現代のスクリーンに放つ異彩と、脈々と受け継がれる「役者の美学」
生誕100年目の再発掘。昭和の美男子・佐田啓二が現代のスクリーンに放つ異彩と、脈々と受け継がれる「役者の美学」を詳しくリサーチ! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
松竹の看板スターとして活躍する一方で、巨匠・小津安二郎監督の作品群においても彼はなくてはならない存在であった。『彼岸花』『秋日和』、そして小津の遺作となった『秋刀魚の味』など、晩年の重要作に次々と起用されている。
小津映画における彼の魅力は、計算し尽くされたカメラワークと独特のテンポの中で見せる、人間味あふれる哀愁とユーモアだ。単なる二枚目役に甘んじることなく、人間の弱さや日常の愛おしさを淡々と演じ分ける表現力は、小津監督からも絶大な信頼を寄せられていた。