志村けん没後6年、柄本明が語る「笑いの神様」の記憶――時代を超えて愛される伝説のコントが生んだ奇跡
志村けん没後6年、柄本明が語る「笑いの神様」の記憶――時代を超えて愛される伝説のコントが生んだ奇跡に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
志村けんの笑いには、彼が青年時代から愛したソウルミュージックやジャズのビート感覚が脈々と流れていた。一方で柄本明もまた、アングラ演劇や不条理劇を通過し、沈黙の中に感情を立ち上がらせる独特の間合いを武器としてきた表現者だ。
二人が向き合い、数秒間の無言が続く。その静寂が長ければ長いほど、観客の期待感と緊張はピークへと達する。そして、どちらかがボソッと呟く一言。爆発する笑い。計算し尽くされた間合いの妙技だ。志村は柄本の「受け」の演技に全幅の信頼を寄せ、柄本もまた志村の投げる変化球を完璧なタイミングで打ち返すことに無上の喜びを感じていた。