野中広務の公務歴と政治の真相|地方公務員から政界のドンへの軌跡
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1983年、57歳という遅咲きで衆議院議員に初当選を果たした野中氏は、自民党最大派閥である田中派(後の竹下派・平成研究会)に所属します。地方政治で培った情報収集力、敵味方を峻別する嗅覚、そして大胆な根回しにより、瞬く間に派閥の重鎮へと駆け上がりました。
野中氏の権威が頂点に達したのが、1998年に発足した小渕恵三内閣での内閣官房長官就任です。「官邸主導」という言葉が定着する前から、野中氏は強烈なリーダーシップで官僚機構を統率。1999年の東海村JCO臨界事故や北朝鮮によるミサイル発射事案など、未曾有の危機に対して迅速な決断を下し、「影の総理」と恐れられる存在になりました。自自連立、自自公連立政権の枠組みを構築したのも野中氏の剛腕によるものです。