なぜ即変身?フリーザ第三形態の戦闘力とエイリアン姿の謎を解く
なぜ即変身?フリーザ第三形態の戦闘力とエイリアン姿の謎を解くの基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
フリーザ第三形態のビジュアルは、漫画・特撮・映画ファンなら一目でピンとくる通り、映画『エイリアン』に登場するゼノモーフ(H.R.ギーガーによるデザイン)への強いリスペクトとオマージュが色濃く反映されています。後方へ長く突き出た頭部、剥き出しの肩関節、凶暴な獣を思わせる前傾姿勢など、当時のSFホラーのエッセンスが見事にバトル漫画へと昇華されていました。
しかし、鳥山デザインの真骨頂は「怪物化を極限まで進めた後に、究極のシンプルさへ着地させた点」にあります。当時の少年漫画におけるパワーアップといえば、変身を重ねるごとに装飾が増え、巨大でトゲトゲしくなっていくのがお決まりのパターンでした。
あえて第三形態で怪獣・クリーチャーとしての頂点を描いておきながら、続く最終形態でツルリとした小柄で無駄のないフォルムへ回帰させるという鮮烈なギャップ。この落差を生み出すための「助走」として、第三形態のグロテスクで禍々しいデザインは絶対に必要なピースだったといえます。