ミスチル『タイムマシーンに乗って』歌詞の真実と痛烈な社会風刺を解剖
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1990年代半ば、日本の音楽シーンはCDバブルの頂点を迎えていました。その中心にいたMr.Childrenは、『Tomorrow never knows』『名もなき詩』などのミリオンセラーを連発。しかし、巨大化する商業的成功と世間からの過剰な偶像化は、メンバーの精神を確実に摩耗させていました。
1996年のアルバム『深海』で内面的な葛藤とダークな世界観を曝け出したバンドは、翌1997年にアルバム『BOLERO』を発表します。本作はシングルヒット曲を多数網羅した華やかなポップスアルバムという表の顔を持ちつつ、内側には強烈な毒と混沌を抱えた二面性を持つ作品でした。
その3曲目に配置された『タイムマシーンに乗って』は、前作『深海』のヘヴィな閉塞感を突き破るかのようなハイテンションなロックナンバーでありながら、歌詞の根底には当時の世紀末的な世相に対する鋭い批評眼が宿っています。