アルムおんじの波乱な過去と本名 山小屋隠遁に隠された衝撃の真実

アルムおんじの波乱な過去と本名 山小屋隠遁に隠された衝撃の真実の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

アニメ劇中では単に「おんじ」あるいは「アルムおんじ(アルムの山のおじいさん)」と呼ばれ、本名が明かされる機会はほとんどない。だが、原作者ヨハンナ・シュピリが遺した原作小説を読み解くと、彼の本名が「ハインリヒ・ベーヒ(Heinrich Böhi)」であることが判明する。彼はドムレスチクの旧家で恵まれた資産家の息子として生まれた裕福な男だった。

若き日のハインリヒは素行に問題を抱えており、酒と放蕩に身をやつした末に家産を使い果たしてしまう。失意と醜聞のなかで郷里を追われた彼は、ナポリへ渡り軍隊の兵士として転々とする波乱の半生を送った。酒場の喧嘩で人を殺めたという良からぬ噂まで立てられ、長い放浪の末に故郷へ戻ったときには、すでに両親も家財も失われていたという。

その後、唯一の救いだった息子トビアスを建設現場の不慮の事故で失い、ショックを受けた息子の妻も後を追うように病死する。重なる悲劇と周囲からの心ない中傷、そして自らの過去に対する罪悪感から、彼は人間社会に完全な絶望を抱くに至った。こうして彼はデルフリ村の麓を捨て、アルムの山小屋へと自らを追放したのである。偏屈な老人の頑なな拒絶は、傷ついた魂を守るための防衛本能そのものだった。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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