和式トイレでしゃがめない人が急増!足首と股関節に潜む重大リスク

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なぜ、大の大人が自分の体重を支えてしゃがむことすらできないのか。身体構造を紐解くと、原因は明快だ。主犯格は「足首」と「股関節」の機能停止である。

まず直面するのが足関節拘縮(そくかんせつこうしゅく)だ。踵を床につけたまま腰を落とす動作には、足首が手前へ深く曲がる「背屈(はいくつ)」の可動域が最低でも20度から25度程度求められる。しかし、デスクワークで一日中足首を固定し、クッション性の高い厚底シューズで歩き続ける現代人のアキレス腱やヒラメ筋は、驚くほど硬直している。アキレス腱の弾力性が失われると、踵を接地した瞬間に後ろ向きのモーメントが働き、後方へ転倒してしまう。

もう一つの壁が、股関節可動域の著しい低下だ。しゃがみ込む姿勢は、大腿骨が骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)に深く収まりつつ、骨盤が適切に前傾・後傾をコントロールしなければ成立しない。骨盤周囲の腸腰筋やお尻の大臀筋が強張っていると、大腿部とお腹がぶつかり、背中が丸まってバランスを崩す。足首と股関節という、下半身の2大免震構造が同時に錆びついている状態と言える。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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