【ハガレン】アームストロング少佐はなぜ昇進しない?圧倒的強さと過去の真相
【ハガレン】アームストロング少佐はなぜ昇進しない?圧倒的強さと過去の真相についての真相をお届けします。
卓越した戦闘力と名門の血筋を持ちながら、なぜ彼は物語終了時まで「少佐」の階級に留まっていたのでしょうか。同年代のロイ・マスタングが異例のスピードで大佐へと上り詰めたのに対し、アームストロング少佐の昇進が停滞していた背景には、過去の軍歴における重大な汚点と彼自身の倫理的選択が存在します。
その発端となったのが、物語の根幹に関わる悲劇「イシュヴァール殲滅戦」です。アメストリス軍がイシュヴァール人を無差別に虐殺したこの内戦において、アームストロング少佐もまた国家錬金術師として最前線に投入されました。しかし、生来の優しい心と高い倫理観を持つ彼は、無抵抗の女子供まで無慈悲に殺戮する軍の命令に耐えかね、戦場で発狂・錯乱状態に陥ってしまいます。
結果として彼は戦闘不能と判定され、前線から強制送還されることになりました。軍事組織の冷徹な査定において、この行動は「命令不服従」および「敵前逃走に類する不祥事」として処理され、彼の軍歴に消えない傷を残すことになります。さらに少佐自身も、罪なき人々を手にかけた自責の念から、軍の上層部へ阿諛追従して出世を目指す道を拒絶し、あえて現場の将校として留まることを選んだのです。彼の階級は、能力不足ではなく「軍の狂気に染まりきれなかった人間性の証」と言えます。